眼疾患・眼病予防に
目の紫外線対策はできていますか?
白内障や加齢黄斑変性症の予防に、普段からの紫外線カットのサングラスが有効です。
眼病の主な原因の一つに、「強い光を目に浴びること」があります。
そのダメージが蓄積され、やがて将来眼病を引き起こす原因になるのです。
何も対策なしに目に「紫外線」を浴び続けることは、「白内障」や「角膜炎」「翼状片」等の重大な眼疾患の発生リスクを高めることになります。
そして最近その危険性が認知されてきた「青色光線」、近年増加している難病 「黄班変性症」等の眼疾患の原因の一つと考えられています。
外では紫外線と青色光線を防ぐサングラスで目を守る。屋内でパソコンやスマートフォンなど青色光線を発する機会が多い方は、ブルーライトカットメガネをかける習慣づけるなどして、将来の眼病を防ぎましょう。
最も多い眼疾患は、「白内障」と「黄斑変性症」です。
白内障とは?
目のレンズ「水晶体」が白くにごり、視力が無くなってしまう 白内障
目の中でレンズの役割を果たしている水晶体です。
白内障は、この水晶体が白くにごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる症状です。
根本的な治療法はなく、最終的に症状が進みにごりがひどくなり視力が無くなった場合、手術で水晶体を取り去り眼内レンズを入れる事になります。
このにごりの原因は加齢によるものが多いのですが、紫外線の影響もたいへん大きいと考えられています。
●「白内障(加齢(老人性)白内障)」のご相談事例
光がまぶしく感じる
「白内障を煩っていて現在治療中です。視力はまだ落ちていないのですが、太陽の光がとても眩しいです。」
「白内障の手術後、ハッキリと見えるようになったのは良いのですが、 光が強く感じられ外に出ると非常にまぶしくて困っています。」
白内障のご相談で多くいただくのは「眩しさ」についてです。
白内障で水晶体が白く濁ると、この濁りに光が当たり散乱してしまい強い眩しさを感じてしまいます。 また術後においても眼球内の光の通りが急に良くなり 明るいところでは眩しさを感じる事があります。
この様な時は光の眩しさや紫外線から目を保護する為にも、サングラスのご使用をおすすめしています。 手術後であれば紫外線以外にも風やホコリなどから目を守るのにもサングラスは適しています。
黄斑変性症とは?
失明率No.1 網膜の中心部である黄斑に障害が生じる、加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症は、 網膜の中心部で最も視力が鋭敏な「黄斑部」に障害が生じる眼病です。
見たいところが「ゆがんで見える」「暗く見える」黄斑変性症はアメリカで失明率No.1の目の病気で、日本においても高齢化や生活環境や食生活の欧米化などから近年急速に患者数が増えています。
網膜の中でもっとも重要な部分で、物を見る中心となる黄斑部の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。
また加齢以外にも喫煙や肥満、紫外線なども原因に考えられていて特に青色光線は光刺激(眼の老化を促進する原因)が強いと言われております。
●「黄斑変性症(加齢黄斑変性症)」のご相談事例
光がまぶしく感じる
常に掛けられる紫外線カットのサングラス
「黄斑変性症と診断され目を紫外線から守るサングラスを探しています。陽の光だけでなく外出先のLED照明や、夜の対向車の光も非常に辛く感じます。」
黄斑変性症のご相談でも多くいただくのは「眩しさ」についてです。
また昼間だけでなく室内や夜間でも目を紫外線やブルーライト(青色光線)から守りたいとのご相談もいただいています。
紫外線や青色光線は黄斑変性症の大きな原因と言われていますので、これらの光から目をまもる事が重要です。また常に掛けられる事を考えると、色の薄いかつUVカット効果の高いサングラスをおすすめいたします。
そのほかの眼疾患
角膜炎
強い紫外線が角膜の細胞にダメージを与える
角膜炎とは海やスキー場でサングラス等なしで、長時間裸眼に紫外線を浴びた場合に起こる症状。俗に雪目や日焼け目と呼ばれていて、紫外線によって角膜を炎症したことによるものです。
また、コンタクトレンズやホコリ等による外傷や、細菌やカビなどの感染が原因の場合もあります。目の痛み、角膜の充血、異物感、涙が止まらないなどの症状があります。
翼状片
紫外線の影響により、白目の一部が異常増殖
翼状片(よくじょうへん)とは、黒目(角膜)に白目(結膜)の組織が異常増殖して入り込んでくる眼病の事です。
紫外線を長年浴びてきた高齢者によく発生が見られると報告されています。 漁師や農業、建設業、昼間に外での仕事の方に多い傾向があります。
初期症状では充血やごろごろとした異物感、ドライアイ、眼精疲労などがあり、瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害を起こす場合もあります。
眼疾患以外の、目の症状
そのほかにも、飛蚊症、緑内障、網膜剥離などがあります。
これらは紫外線や青色光線などが原因の眼の疾患ではありませんが、自覚症状が現れたら早期に医師の診断を受けましょう。